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うちの小学1年の子どもが「特別研究生」をやっている にじまま( @nijimama_m)です。
長年、公文式にお世話になっている人でも、特別研究生を知らない人が多いのではないでしょうか。
公文式内で、まったく浸透していないプログラムなんです。
くもんの先生から特別研究生のお誘いを受けたとき、何それ?と思ってネットで調べたんです。
そしたら情報量の少ないこと!
しっかりどんなものか知りたかったので、くもんの教材制作を担当されている方の本を買って勉強しました。
失礼ながら、知識と公文愛はすごいけど、その想いを文章にするのはうまくないように感じました。
この本を読むのは、公文式関係者くらいなのかも。。
理解するのに時間がかかりました・・。
なのでこの記事は、特別研究生のお誘いを受けたけど、特別研究生って何!?という人のお役に立ちたくて書いています。
この本を読まなくても大丈夫なくらいに仕上げたつもりです。たぶん。
身バレしないことを祈りつつ、紹介していきます。
特別研究生は、できるだけ早い段階で高校教材に行くための基礎固めプログラム・・というところでしょうか。
何のためのものか、くもんの先生に聞いても、本を読んでもフワっといています。
特別研究生の「特別」は、優秀という意味ではありません。
通常とは違う進め方をする「特別」という意味で、使われています。
公文公さん(公文式学習指導法の考案者)が、晩年、積極的に広めようとされたそうですが、道半ばでこの世を去られました。
なので、公文式内でまったく浸透していません。
基本、いきなり「特別研究生」にはなりません。
必要と判断された場合、特別研究生のプログラムが使用されます。
特別研究生への判断基準を段階ごとに説明します。
標準時間内での学習がしんどくなってきたら、2回学習になる。
- 20枚戻して40枚進める。
- 40枚戻して、60枚進むようにする
- 教室では、進度を100枚下げたところから5枚学習する。
- 宿題は、教室よりさらに50枚(つまり進度より150枚)下げたところから毎日5枚学習する。
- 宿題の量は100枚を3週間で終える
- 宿題の採点と成績表は自宅でつける
特別研究生の特徴は、教室分と宿題分とで進み方がまったく違うことです。
たとえば、教室でB-101からスタートする場合、宿題は教室より50枚下がったB-51からになります。
宿題は、3週間で100枚やります。
4/1 (月) | 4/2 (火) | 4/3 (水) | 4/4 (木) | 4/5 (金) | 4/6 (土) | 4/7 (日) | |
教室 | B101〜105 | B106〜110 | |||||
宿題 | B 51〜55 | B 56〜60 | B 56〜60 | B 61〜65 | B 66〜70 | B 71〜75 | B 76〜80 |
教室には週2回行くので、B-101〜105 と B-106〜110 の、5枚ずつ。合計10枚。
宿題は、B-51〜80 まで、教室のある日も欠かさず毎日5枚。
1週間で35枚を自宅でこなします。
4/8 (月) | 4/9 (火) | 4/10 (水) | 4/11 (木) | 4/12 (金) | 4/13 (土) | 4/14 (日) | |
教室 | B111〜115 | B116〜120 | |||||
宿題 | B 86〜90 | B 91〜95 | B 96〜100 | B101〜105 | B106〜110 | B111〜115 | B116〜120 |
教室では、B-111〜115 と B-116〜120 を学習します。
宿題が、B-86〜120で、教室でやったプリントと同じところまで進むことになります。
4/15 (月) | 4/16 (火) | 4/17 (水) | 4/18 (木) | 4/19 (金) | 4/20 (土) | 4/21 (日) | |
教室 | B121〜125 | B126〜130 | |||||
宿題 | B121〜125 | B126〜130 | B131〜135 | B136〜140 | B141〜145 | B146〜150 | B151〜155 |
教室では、 B-121〜125 と B-126〜 130を学習します。
宿題が、B121〜155までになるため、100枚中25枚ほど教室で教わっていない教材を自力で挑戦することになります。
次は、折れ線グラフで進み方を見てください。
ブルーが教室での進み方、オレンジが宿題の進み方です。
ブルーの線よりオレンジのほうが超えているところが、自力で挑戦する部分となります。
100枚宿題が終わると1回目が終わり、2回目の宿題100枚をもらいます。
2回目の宿題も、教室分の50枚下がったところからの100枚です。
教室分がB-131からだと、宿題はB-81〜180までの100枚になります。
1〜2回学習でプリントを理解できるなら必要ない
特別研究生は、3回学習でもしんどそうな子のためのプログラムです。
1〜2回でプリントを進められる理解力があれば、特別研究生の必要はありません。
1〜2回で終えたほうが、高進度を狙えます。
特別研究生は、順調にいって年間500枚ほど進みます。
算数教材でいうと、2教材半進む程度です。
それに、特別研究生は毎日5枚の宿題です。
10枚でも20枚でも宿題ができるのであれば、特別研究生の必要がありません。
子どもの負担が大きい
特別研究生は、教室で学習した日も宿題を5枚しなければなりません。
普通、教室に行った日の宿題はありません。
特別研究生になった瞬間、教室に行った日も家で宿題をしなければなりません。
土日祝も休まず宿題があるので、日曜日くらい勉強させたくないという考えのお家には、難しいプログラムです。
親の負担も大きい
特別研究生のプログラムは、親の負担も大きいプログラムです。
宿題の採点や、成績表まで自宅でつけなければなりません。
忙しい親には、正直しんどいです。
教室の先生も、保護者にお願いしにくいのではないでしょうか。
「採点を家でやって欲しい」と教室サイドから言われたら「お金払ってるのに家で採点!?」と思う人は絶対います。
先生がお願いしにくいものは、浸透しないよな〜と思ってしまいます。
うちの子は小学1年から算数で特別研究生をさせてもらっています。
チャレンジしてみて、特別研究生の効果はあるなと手応えを感じています。
計算が正確になって、親も驚くスピードで解いていくんです。
子どもも「いい感じに解けるようになってきた!」と言っています。
そんな特別研究生ですが、公文式内でまったく浸透していません。
しかも親子に負担のあるプログラムです。
それなのに なぜお誘いを受けたか、理由は3つあります。
- もともと先生にお願いして、自宅採点させてもらっていた
- 算数はしばらく休会していたので、進度が遅かった
- 子ども本人が、実力をつけた上での高進度学習を望んだ
誰にでもお願いできるプログラムじゃないんです・・
普通、自宅採点や成績表を保護者にお願いしにくいですよね。
うちは、もともと自宅採点をしていたので、お誘いしやすかったのだと思います。
うちの子は、年少からくもんの国語と算数をはじめました。
ですが、いろいろあって年中で算数を休会。
年長の11月で、3A教材から再スタートしました。
小学1年生になり、学校の勉強とくもんの国語と並行しながら、算数を頑張っていました。
そして「1年生で算数も絶対オブジェが欲しい!」と子ども本人が目標を立てました。
写真は国語のオブジェです。
そんなうちの子の気持ちを受けて、特別研究生のプログラムをお誘いくださいました。
現在小学1年の3月上旬ですが、オブジェは獲得できそうです。
計算が正確に早くなってきたし、オブジェも獲得できそうなので、特別研究生にお誘いいただいて、良かったです。
この記事では、くもんの特別研究生について書きました。
特別研究生は、子どもが頑張るのはもちろんですが、親のサポートが必要なプログラムです。
調べれば調べるほど、浸透しにくいなと思いました。
親子で頑張らないといけないプログラムですが、しっかり向き合えば、効果は期待できます!
特別研究生のお誘いを受けたけど、よくわからん・・という人の、お役に立てましたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
にじますでした。