くもんって国語じゃない?と思っている にじまま( @nijimama_m)です。

くもんの国語は意味がない、かんたんすぎるなどの意見を見かけます。
そのたび、効果あるけどな、かんたんじゃないけどな、むしろ難しいんだけど・・と思っています。
公文だけがいい教材だとは思っていませんが、うちの子には合っているようなので続けています。

コツコツ続けられる子は、公文の国語が合うと思います。
- 公文の国語にどんな効果があるか知りたい
- 公文の国語では読解力が身につかないと聞いたけど・・
- やってみようか迷っている
- メリットだけでなく、デメリットも知りたい
- 公文の国語に意味はないと思うけど、まあ読んでもいいかな
公文式といえば「反復」です。
しつこいほど何度もくり返し、チカラをつけていきます。

国語に反復って必要かな?って思うこともあるな〜

うちは国語も反復してよかったよ。

どんな本であっても1回読んだだけで理解できることは少ないです。
1回読んだだけより、2回、3回と読んでいくことで理解が深まります。
国語の文章題も1回読んだだけはなかった解釈が、2回目でできることがあります。

何度もくり返し読むことで、理解が深まったと思いました。
そんな公文の国語ですが、実際に効果を感じたのは次の3つです。
- 読解に必要な音読力が身についた
- 読解に必要な語彙力が身についた
- 読書が好きになった
順番に実感した効果を紹介していきます。
① 読解に必要な音読力が身についた
まず目に見えた効果は、音読がスラスラできるようになったことでした。
音読力=読解力と言われているほど、音読は国語に欠かせない学習です。
音読がスラスラできるということは、文章の中にある文法を理解して読むチカラを持っていることになります。

公文の国語教材って最初のうちは特に音読が多いよね。

最初の頃は、かんたんな音読もたどたどしかったな〜。
公文の国語2Aまでは、音読をスラスラできるようになる教材になっています。

A教材からC教材は文法についてしぶといほど学習します。

文法が頭に入ってからは、音読力がさらに伸びました。

読むスピードが早くなるほど、読解力がアップしていきました。
音読が上手は子ほど、国語ができるというのは本当なんだなと思いました。
コロナの自粛期間では、音読力をさらにアップさせようと、斎藤孝さんの「1分間速音読ドリル」に挑戦しました。
「1分間速音読ドリル」とは、「ごんぎつね」や「走れメロス」、「平家物語」などを、1分を目指して音読するドリルです。
文章は難しいですが、漢字はすべてよみがなが振られてています。
やり始めたときは、1分が目標なところを3〜4分かけて読んでいました。


しっかり1分で読めるようになったころ、国語力が数段アップしてました。
文章を早く読めるようになるって、すごく効果があるんだなと思わされました。
さらなる国語力アップを目指したい人は「1分間速音読ドリル」にチャレンジしてみてください。
② 読解に必要な語彙力が身についた
言葉が足らない(語彙が少ない)と読解力は身につきません。
公文では、たくさん文章を読み解いたので、自然と語彙力が身につきました。

毎日の宿題で自然に語彙が増えていった感じです。
また自主的に、意味が解らない単語が出てきたときは、辞書で調べるようにしています。
子供がまだ辞書を引けないときは、親が引いて見せていました。

小さいうちから「解らない単語は辞書で調べる」を習慣化しておくと、語彙が増えて国語力がアップしてくれます。

また、くもん推薦図書を読むようにしたことも、語彙が増えた要因ではないかと思います。

③ 読書が好きになった
公文の国語の問題は、ほとんど「くもん推薦図書」から出題されています。
問題の作り方が上手いな〜と思うのは、必ずお話の続きが気になる場面で終了するところ。

うちの子は単純です。

続きが気になる〜〜!!
公文のやり口に、しっかりひっかかります。
例えば、CⅡの131~140に「エルマーのぼうけん」が出題されます。
「エルマーのぼうけん」がおもしろかったと気に入り、三部作すべて読んでいました。
DⅡの151~160では「エジソン」が出題されます。
エジソンがきっかけで伝記に興味を持ち、あらゆる偉人の本を読み込んでいました。
公文の問題がきっかけで、読書が広がっていくところがすごくいいなと思います。
公文の国語で感じたデメリットは2つありました。
- なかなか進まない
- 漢字覚えが大変

くもんの国語って算数や英語と比べるとなかなか進まないんだよね。

くもんだけでは漢字は大変っていうのも、よく聞くよね!
それぞれデメリットと感じた理由を説明します。
① 算数や英語と比べると、進み方が遅い
くもんの国語は他の2教科、算数・英語と比べると、進度が遅いです。
ブログやTwitterなどで「未来フォーラムに行きました」と見るのは、ほとんど英語か算数です。
国語は、1学年分を進級するのに どれだけ早くても半年はかかります。

とにかくコツコツだよね。国語だから仕方ないとは思うのだけれど。

コツコツが苦手な子は続けるのが難しかもしれないね。
なかなか進まないし、D以降は特に難しいので、途中で飽きてしまう子、挫折する子もいるんじゃないかと思います。
② 漢字覚えが大変
公文ではA教材から漢字がスタートします。
教材をそのままサラっと流していては絶対に漢字を覚えられません。


最初の頃は、サラっと流してしまって、全然覚えられなかったんだよね・・

公文じゃなくても漢字は大変だけどね。
少しの時間でいいので、漢字の時間を作って、覚えていくしかありません。

いろいろとやってみて、しっかり覚える方法を見つけました。
覚え方のコツは、漢字だけを覚えないことです。
- 漢字のもつ意味
- 音読みと訓読み
- 熟語
- 文章の中での漢字の使われ方
上記の4つはすべて漢字学習のプリントに書かれています。
これらをまるっと覚えるようにすると、漢字を意味から理解できるので、漢字の使い方が定着します。
まず漢字が持つ意味を確認させます。
そのあと読み方を確認します。
「小」という漢字の場合、訓読みだと「ちい(さい)・こ・お」、音読みだと「ショウ」と読むことができます。

そして、音読み・訓読みの両方を使って、短い文章を作らせます。

- ハムスターは小さい
- もうすぐ小学生になる
この覚え方にしてから、漢字の定着が早くなりました。
最初は面倒で大変な感じがしますが、結果早く覚えらえれるのでおすすめです。
漢字総まとめページに入ったら、裏表に出てくる漢字をセットで覚えることもおすすめです。
例えば、「テレビの電源」という漢字の場合。

裏ページを見ると「私の元気の源」と書かれています。

これをノートに「電源」「源」と書いて、セットで覚えるようにします。
漢字の意味と使われ方を覚えられるので、語彙もUPします。
公文の国語教材をフル活用して漢字を覚えの詳しい方法はこちら ⇒

公文の教材だけでは不安・・という人は、奨学社の漢字ドリルがおすすめです。
ただ漢字を覚えるだけでなく、意味をしっかり理解しながら覚えていくことができる仕様になっています。
小学3年生までしか出版されていませんが、よくできているのでとてもおすすめです。
くもんの国語を年少から4年続けた効果について書きました。

- 圧倒的な反復量で国語力に差がつく
- 問題に読書がしたくなるような仕掛けがある
- 漢字覚えはちょっと大変

きちんと取り組めば、きっちり効果があります!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
にじますでした。


